(左)《アルルカン(トロンプルイユ)》 1980年 (右)撮影:南川三治郎
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このサイトは、画家・岩田榮吉(1929年~82年)の画業と人物を広くご紹介するとともに、岩田の作品をご所有いただいている皆様との意見交換・交流の機会を得ることを目的として、設立・運営しております。
岩田榮吉は28歳で渡仏した後、53歳で他界するまでパリで生活し制作しました。得意のフランス語を活かし、実際に現地の人々との交友や現地の事物に接し、ヨーロッパ文化と絵画の伝統に傾倒して、それらへの深い理解のうえに独自の詩情豊かな世界を表現しました。
岩田の画を端的に表わす言葉は「レアリテ、そしてトロンプルイユ」ですが、その写実は、単にリアルに描く・平面絵画の可能性を追求するということに止まらず、描かれた事物にこめられた意味においても、また、視覚的にも見る者に様々な奥行きを感じさせます。
しかしながら、生涯は短く、1枚の制作に要する時間は長く、そのために岩田の作品点数は決して多くないはずであります。また、その作品は広くフランス、欧米にも散在していると思われます。皆様とともにその全体を知りたい…このサイトの願いです。
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