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岩田榮吉の人物と経歴

 人物点描
  ~第2回個展(その2 会場にて)


1977年10月25日から11月13日までの20日間、東京銀座の「東京セントラル絵画館」で開催された岩田の第2回個展には、第1回個展同様、油彩画30点が出品されました。出品リストを第1回展と比較すると、トロンプルイユ作品が増加(2点→7点)し、サイズが若干大型化(平均15.7号→19.2号、30号以上の作品6点→10点)しています。また、額縁制作者が明記されました(人物点描~長尾廣吉の額縁 参照)。


 第2回個展出品リスト
第2回個展出品リスト
額縁制作…長尾廣吉


出品作はいずれも1970年以降1976年までの作ですが、トロンプルイユ作品、静物画、人形をモチーフにした作品など岩田の作風を網羅した構成になっており、代表作とも言える《マヌカン(トロンプルイユ)》《たんす(トロンプルイユ)》《香炉と宝石箱》《謝肉祭》《アルルカン》《室内》が含まれています。また、図録には、小川正隆(当時朝日新聞社、美術評論家)とジャニンヌ・ヴァルノ(当時フィガロ紙、美術評論家)が寄稿しています。

このとき岩田は48歳、旧知の諸先生・友人達からの祝福も得、新聞展評の評価も高く、多数の来場者を迎えて盛況の個展となりました。


第2回個展会場にて 慶応普通部時代の旧友・槇文彦氏(右・建築家)と岩田(左)
第2回個展会場にて 慶応普通部時代の旧友・槇文彦氏(右・建築家)と岩田(左)
人物点描~写真家・奈良原一高との交流 も参照)


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